木材のカット、ダンボールやシートの切断、刃物を使ったクラフト作業など、DIYに刃物や鋭利な資材は欠かせません。
しかし、作業中に「カッターの刃が滑って手を切ってしまった」「金属板のバリ(とげ)で指を深く切ってしまった」という経験はありませんか?
厚生労働省の保護具選定マニュアルでも、刃物や鋭利な部材を扱う作業では、作業内容に応じた「耐切創(たいせっそう)手袋」の使用が強く推奨されています。
今回は、うっかり怪我を防いで安全にDIYを楽しむための「耐切創手袋」の基本と選定のポイントをご紹介します!
1. 軍手じゃ防げない?「耐切創手袋」が必要な理由
DIYでよく使われる一般的な綿の軍手は、摩擦や汚れからは手を守ってくれますが、刃物の切れ味に対してはほとんど抵抗力がありません。刃が容易に生地を貫通してしまうため、カッターが滑ったときにはそのまま手を深く切ってしまう危険があります。
一方で「耐切創手袋」は、特殊な繊維(高強力ポリエチレンやアラミド繊維など)で編まれており、刃物が当たっても切れにくい構造になっています。
こんな作業で大活躍!
- カッターナイフや大型デザインナイフを使う作業
- 鋸(ノコギリ)や金属ノコを使った切断
- 金属板・トタン・プラスチック板の切り出しやバリ取り
- 割れたガラスや陶器の処理
2. 失敗しない!耐切創手袋の選び方
厚生労働省の資料等でも紹介されている、安全な手袋選びのポイントは以下の2点です。
① 作業リスクに応じた「耐切創レベル」を確認する
耐切創手袋には、国際規格(EN388など)に基づいた切れにくさのレベル(強度)表記があります。レベルが高いほど刃物に強くなりますが、その分生地が厚く固くなる傾向があります。
- 軽作業(紙やダンボールのカッティングなど): 低〜中レベル(薄手で指先が動かしやすいもの)
- 本格的な木工・金属加工(鋸や鋭利な金具を扱う): 高レベル(強度重視のもの)
② 作業効率(フィット感)とのバランスを考える
安全性を求めて頑丈すぎる手袋を選ぶと、指先が不器用になり、かえって工具を落としたり作業ミスを誘発して事故につながる恐れがあります。
「自分の作業に必要な強さを備えつつ、指先までフィットして工具が握りやすいもの」を選ぶのがベストです。
3. 【超重要】耐切創手袋を使うときの注意点
万能に見える耐切創手袋ですが、使い方を誤ると重大な事故につながるため、以下の点に注意してください。
⚠️ 電動工具(回転体)での使用は「絶対NG」!
電動ドリル、ディスクグラインダー、卓上丸ノコなどの**回転する刃物・工具を使う際は、耐切創手袋を含め、あらゆる手袋の着用が原則禁止**(または極めて危険)です。
手袋の生地が回転体に巻き込まれると、手が工具に引き込まれて骨折や切断などの重大事故につながります。回転工具を使うときは素手、または工具の取扱説明書の指示に従いましょう。
⚠️ 「絶対に切れない」わけではない
耐切創手袋は「切れにくい」手袋であり、「刃物を完全に防ぐバリア」ではありません。強い力で突き刺したり、鋭利な刃を押し当てて引けば切れることがあります。「手袋をしているから安心」と油断せず、刃物の進行方向に手を置かない基本を守りましょう。
まとめ:手袋ひとつでDIYの安心感が変わる!
怪我をしてしまうと、せっかくの楽しいDIYも中断してしまい、治るまでの間日常生活にも支障が出てしまいます。
ホームセンターやネット通販でも、最近は薄手で作業性の良いスタイリッシュな耐切創手袋が1,000円〜2,000円程度で購入できます。刃物を扱うDIYを始める前に、ぜひ1双用意して安全に作業を楽しみましょう!


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