長尺塩ビシートやフロアタイル、クッションフロアのDIYや施工において、最も重要なのが「床下地の不陸(凹凸や段差)調整」です。
下地調整材としてプロの現場でも大定番なのが、ヤヨイ化学工業の「アースタック」と「アースシール速硬」。
どちらもよく似た名前で硬化スピードも早いですが、「適した下地素材」や「接着性能」に決定的な違いがあります。
間違った方を選んでしまうと、剥がれやクラック(ひび割れ)の原因になってしまうことも……。
今回は、アースタックとアースシールの特徴と違いを分かりやすく解説します。
アースタックとアースシールの違い比較表
まずは、両者の主な違いを比較表で確認してみましょう。
| 項目 | アースタック | アースシール(速硬) |
|---|---|---|
| 主な用途 | 合板(木下地)・コンクリートの補修 | モルタル・コンクリートの不陸・クラック補修 |
| 適用下地 | 合板、コンパネ、モルタル、コンクリート等 | モルタル、コンクリート、PC板等(※木質は不可) |
| 主な特徴 | 優れた付着強度と高い剛性(木質にも強力密着) | ヤセが少なく施工性に優れる・標準的な補修に最適 |
| 硬化時間 | 約15分(速乾・速硬) | 約15分(速乾・速硬) |
| 標準施工面積 | 約5㎡ / 5kg(1mm厚) | 約5㎡ / 5kg(1mm厚) |
1. 「アースタック」の特徴:合板(木下地)や高い密着性を求めるならコレ!
アースタック最大の特徴は「木下地にも使える抜群の密着力」と「高い剛性」です。
・木下地(合板・コンパネ)にそのまま塗れる
一般的なセメント系補修材は木材への密着が苦手ですが、アースタックは木質系床面にもしっかり固着します。住宅のリフォーム・DIYで最も多い「木下地」の補修にはアースタック一択です。
・高い付着強度としなやかさ
しなやかな仕上がりで薄塗りでも下地に強力に接着し、完全硬化後は高い強度を発揮します。
・硬化が早い(約15分)
約15分で硬化するため、作業の待ち時間を大幅に削減できます。
【こんなときにおすすめ】
・戸建て・マンションの木下地(合板・コンパネ)を補修したい
・既存床の目地や段差をしっかり密着させて埋めたい
・高剛性・高密着な下地を作りたい
2. 「アースシール速硬」の特徴:モルタル・コンクリート下地の定番補修材!
一方のアースシールは、主に「コンクリート・モルタル下地」向けの補修材です。
・セメント系下地にベストマッチ
土間コンクリートやモルタル床の不陸・段差・割れ(クラック)の補修において、長年使われているロングセラー商品です。
・ヤセが少なく作業性が良い
塗りが軽く伸ばしやすい上、乾燥後の肉ヤセ(縮み)が少ないため、フラットな下地を綺麗に作ることができます。
・硬化が早い(約15分)
アースシール速硬タイプも約15分で硬化するため、短時間で施工を完了できます。
【こんなときにおすすめ】
・コンクリート床・モルタル床のヒビ割れや凹凸補修
・コンクリートブロックやPC板の目地埋め
・コスパ良くセメント系下地を平滑に整えたい
まとめ:失敗しない選び方の基準
床下地補修材を選ぶ際は、「補修する下地の素材」を基準に選ぶのが確実です。
・住宅の合板(木)下地や、高い密着力を求める場合 ➔ アースタック
・店舗やガレージなどのコンクリート・モルタル下地の場合 ➔ アースシール速硬
*コンクリート・モルタル以外の下地の部分が含まれている場合や作業前に下地の状況がわからない場合など、判断に迷う場合は【アースタック】方がよいです。
下地作りの精度が、その後に貼るクッションフロアやフロアタイルの仕上がり・耐久性を左右します。現場の状況に合わせた最適な資材を選びましょう!



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