住宅のリフォームで人気が高まっているのが、既存の床材の上に重ねて貼れる「置敷きビニル床タイル(塩ビタイル)」です。その中でも、貼って剥がせる「ピールアップ工法」に対応した製品は、将来の原状回復や汚れた部分だけの部分貼り替えが容易なため、賃貸の入退去工事・リフォーム工事の工期短縮やDIYリフォームの定番となっています。
インテリア業界を牽引する大手メーカー各社から、住宅リフォーム向けに展開されている代表的なピールアップ対応の塩ビタイルとその特徴をご紹介します。
住宅リフォームに最適!大手各社の置き敷き塩ビタイル
1. サンゲツ:かんたんリフォームタイル「リフォルタ」
日本のインテリア最大手であるサンゲツの「リフォルタ」は、リフォーム専用に開発された高い完成度を誇る床材です。
- 抜群の寸法安定性:タイルの内部にガラス層を挟み込んだ特殊構造を採用しており、室温の変化によるタイルの伸縮(突き上げや隙間あき)を最小限に抑えます。
- 美しい仕上がり:木目柄には本物のフローリングさながらの仕上げが施されており、仕上がりの質感が非常にリアルです。専用の見切り材や框(かまち)材も用意されているため、端部の処理まで綺麗に収まります。
- デザインと仕様:3mm厚で、住宅リビングに良く合うフローリング調の木目やおしゃれな石目柄から選べます。
2. 東リ:簡単リフォーム床材「クラシアルタイル」/「LAYフローリング」
床材の老舗メーカーである東リからは、用途や好みに合わせて選べる優秀なラインナップが登場しています。
- クラシアルタイル:既存床に重ね貼りできる2.2mm厚の住宅用床タイルです。寸法安定性に優れた素材で、豊富な木目調・石目調デザインをラインナップしています。
- LAYフローリング:フローリングやクッションフロアなど既存の床に重ねて貼れる2mm厚の薄型置敷きビニル床タイルです。優れた耐久性とメンテナンス性能(ワックスがけ不要の特殊UV樹脂コーティング)を持ち、適度な薄さと柔軟性で施工も簡単です。
3. リリカラ:簡単リフォーム床材「レイフロア」
壁紙や床材の大手メーカーであるリリカラからも、DIYやリフォームに最適な製品が展開されています。
- ドア下に干渉しにくい3mm厚:既存のフローリングの上に重ねて貼れる3mm厚の床材です。薄型のためドア下のクリアランスに干渉しにくく、リフォーム時の段差を抑えられます。
- 高い意匠性と施工性:ナチュラル&シックな木目バリエーションが豊富で、リビングなどの居室に温かみを与えてくれます。カッターで簡単に切れるため、お部屋の形状に合わせた施工もスムーズです。
4. 川島織物セルコン:「ホームエグザ」
織物や意匠性の高い内装材で知られる川島織物セルコンの住宅向け塩ビタイルです。
- 高級感のある仕上がり:クオリティの高いデザインが特徴で、お部屋全体の雰囲気をワンランク格上げしてくれます。
- 重ね貼りOKの3mm厚:既存の床に重ねて貼れる3mm厚の設計で、貼って剥がせるエコなリニューアル工事や賃貸住宅に最適です。
ピールアップ施工時の共通の注意点
大手各社の住宅向け製品はいずれも「寸法安定性(温度変化による伸び縮みのしにくさ)」に優れていますが、ピールアップ工法で施工する際は以下のポイントが重要になります。
- 下地の確認:既存の床(フローリングやクッションフロア)がしっかり固定されている必要があります。下地自体が浮いていると、その上でタイルがズレたり浮き上がったりする原因になります。
- 接着剤の「待ち時間(オープンタイム)」:ピールアップ接着剤は、塗った直後は白くドロドロしていますが、乾いて透明(半透明)になってから粘着力を発揮します。完全に透明になってからタイルを貼り始めるのが、ベタつきを残さず綺麗に仕上げるコツです。
まとめ
通常の3mm厚の塩ビタイルは、プロの職人さんが専用の接着剤を使用して施工をする必要があります。もちろん高い耐久性を持ち長年のに耐えうるほどの性能を誇ります。
今回紹介した置き敷き塩ビタイルは、通常の塩ビタイルの性能と同等ではありませんが、DIYでも挑戦できて丈夫な床材です。ピールアップ接着剤は、張り間違えても何度でも剥がしてやり替えをしたり材料自体も柔らかめで、比較的薄いため施工しやすいです。施工方法はタイルカーペットと同じなので、材料厚さを解消する見切り材等を入れてタイルカーペットと置き敷き塩ビタイルを張り分けてデザイン性を高めることもできます。
床を張り替えれば部屋のイメージは大きく変わります。検討してみてはいかがでしょうか?




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